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Haïku 俳句 niveau débutant JLPT N4-N3

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 皆さんこんにちは。

今日は俳句の話をします。俳句は日本でも海外でも有名ですね。

俳句とは、5、7、5の17の音で表す日本の伝統的な詩のことです。

17の音をじゅうしちおんと言います。じゅうななおんと言う人もいます。

有名な俳句を見てみましょう。

1968年に松尾芭蕉が詠んだ俳句、

古池や蛙飛び込む水の音

は、日本の学校でも習う、日本人なら誰もが知っている有名な俳句です。

古池は古い池、かわずというのはかえるのことです。

つまり、古い池にかえるが飛び込んだ音が聞こえたのを詠った俳句なんです。

とてもシンプルですが、そのころ、かえるをテーマにして詠った俳句はとても珍しかったそうです。

俳句を作るにはいろいろなルールがあります。

まず、俳句の中には必ず季語を入れなければなりません。季語とは、季節をイメージする言葉のことで、例えば春なら桜、冬なら雪といったかんじです。

日本には4つの季節、四季がありますから、たくさんの季語があります。

ちなみに、先ほどの古池や蛙飛び込む水の音の季語はかわず、つまりかえるです。かえるは春の季語になります。

日本の春を一番イメージさせるものはやはり桜ですね。

それでは桜を詠った俳句を紹介します。

小林一茶の俳句です。

桜花何が不足でちりいそぐ

さくらばなは、桜の花や花びらのことで、不足というのはたりない、満足していない気持ちを表し、ちりいそぐというのは、早く花びらを落として散ってしまうということです。

ですから、このうたは、桜に話しかけているうたで、桜よ、何が不満でそんなに早く散ってしまうのか、と、美しい桜を見ることのできる時期がとても短いことを悲しく思っている俳句なんですね。

桜はとてもきれいで、私たちを楽しませてくれますが、4月を過ぎて、風が吹くとあっという間に散ってしまいますね。昔の俳人たちも桜にもっと長く咲いていてほしいと願ったことでしょう。

では、私もここで一句詠ませていただきます。

俳句は作ったことがないので、間違っていたらすみません。

君鳴けば 春の訪れ 喜ばん

君というのはあなた、のことですが、ここでは春の鳥のことを指します。

鳴くは、鳥が鳴くこと、春の訪れは春が来たということ、喜ばんは喜ぶでしょうという嬉しい気持ちを表します。

毎年、3月ごろになると、家の近くにきれいな声の鳥がやってきます。この鳥の鳴き声を聞くと、ああ、今年も暖かい春がやって来たな、ととても嬉しくなります。

皆さんも、5,7,5のリズムで、季節を感じさせる言葉を入れて、俳句を作ってみてはいかがでしょうか。

 

俳句 poème japonais de dix-sept syllabes

伝統的な traditionnel

詩 poème

俳句を詠む composer un Haiku

池 étang, bassin

蛙🐸 grenouille

飛び込む plonger

珍しい rare

ルール règle

季節 saison

四季 quatre saisons

例えば par exemple

先ほど tout à l’heure

花びら pétale

花が散る les fleurs tombent

不足 insuffisance, insatisfaction(=不満)

話しかける adresser la parole à qn

時期 période

俳人 poète de Haiku

咲く fleurir

願う souhaiter

間違う se tromper

指す désigner, représenter

表す montrer, exprimer

鳴き声 voix, cri

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